9月, 2008


28日
9月 2008年

Web 2.0の仕組みを社内に導入するiQube

iQube|SaaS型グループウェア SaaS型グループウェア・iQubeは、オーソドックスなグループウェアやドキュメント管理ツールにはない、独自の機能が数多く搭載されています。例えば、ソーシャルブックマーク、Wiki、ソーシャルスコープ、クロスタギングなどの機能です。

 これらの機能はどれも、「集合知」という考え方に根ざしています。「集合知」とは、文字通り「みんなの知識」あるいは「みんなの知恵」という意味です。みんなで知恵を集めれば、一人で考えても実現できないような大きな成果や、新しい成果を出すことができる、という考え方がその背景にあります。

 いわゆる「Web 2.0」という流れの中には、これまで情報の受け手でしかなかったインターネットユーザーが、いっせいに情報の発信を始め、ユーザー一人ひとりの考えや知識が、データベースとしてネット上に蓄積されるという現象があります。これは、「集合知」の考え方と関係しています。

 先ほど列挙したiQube独自の機能は、こうした「Web 2.0」や「集合知」という考えを、社内にも適用しようという試みです。

 たとえば、複数の部署にまたがる業務マニュアルを作るために、一人の社員が全ての部署を回ってヒアリングし、一人でまとめあげることは大変です。そこでWikiという形式のドキュメントを使えば、みんなでWikipediaを作るような感覚で、一つのドキュメントを共同編集して仕上げることができます。しかも、一人当たりの作業は小さくて済み、透明で信頼のおけるドキュメントが出来上がります。

  あるいは、特定の分野に詳しい人たちが、ソーシャルブックマークを使って、それぞれの得意分野について情報をインターネットから集め、みんなで共有すれば、一人で調べ物をするよりもはるかに効率的に、広く深い調査が可能になります。

 こうした機能や考え方は、まだインターネットの世界で広く普及したとは言えない状況にあります。しかし、大きな流れとして、既に逆らえないものにまで成長していることも事実です。

 iQubeは、このようなWeb 2.0の仕組みをこれからも研究し、ビジネス向けサービスとして活用できるようにチャレンジしてゆきます。